愛知県で2億円事件発生　70代男性が自宅で保管してた金庫ごと盗まれる

愛知県尾張地方の七十代男性の一軒家で八月下旬、現金二億円が盗まれる被害があった。

昨年から今年にかけ愛知県内で発生した住宅侵入盗の被害額として最高だった。
現金のほか、商品券や高級腕時計が入った金庫も丸ごと盗まれた。県内では近年、一千万円を超す現金を盗まれる高額盗難が相次いでいる。
金庫を破壊したり、丸ごと持ち出したりして中身を奪う手口が目立つ。
関係者によると、二億円の被害は、犯人が昼すぎ、住宅のインターホンを押して留守を確認した上で、工具を使って室内に侵入。
鉄製の金庫ごと持ち出すなどした。目撃情報などから複数人の犯行とみられる。

県警によると、住宅に侵入して一千万円以上の現金が奪われる高額盗難は昨年、十五件発生。
うち十一件が金庫ごと盗まれたり、その場で金庫を壊されたりした。今年も既に高額盗難が九件起き、四件は金庫ごと盗まれていた。
高額盗難が相次いでいる背景には名簿などを悪用し、多額の金品がある住宅に狙いを絞る「狙い系」と呼ばれる窃盗グループの存在がある。
ツイッターなどの内容を広くチェックし資産家を探すほか、飲食店などで客がした資産の自慢話が窃盗グループに伝わっている可能性も指摘されて…

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。
https://www.chunichi.co.jp/article/137933