河井夫妻「これ総理から」県議「いらねえっつってんだろ！」無罪だったのに買収を3回も断ってしまった要領の悪い県議が現れる

「いらんつったらいらん！」　河井夫妻からの封筒を３回断った県議が証言 (2020.10.15)
https://news.rcc.jp/7243

去年の参院選をめぐる買収事件の裁判です。
１５日の裁判では、河井夫妻から封筒を渡されそうになったのを断った県議が出廷しました。

「河井夫妻から３回に渡って現金が入っていると思われる封筒を差し出された安井議員。
いずれも拒絶しましたが、そのうち１回は、県議会の会議室でした。」（大平洋記者）

ビデオリンク方式での証人尋問にのぞんだ安井裕典県議は、案里被告と克行被告から、合わせて３回、
現金を渡されそうになったものの、いずれも断ったときの状況について証言しました。

安井県議は、案里被告とは県議会で当選同期の間柄。証言によると、案里被告は去年４月、
県議会の会議室で。５月には、飲食店で２人で会った際、参院選の話をしたあと、
「当選祝いです」と封筒を差し出してきました。

証人尋問で

「いらんつったらいらん。」（安井裕典県議）

強い口調で断ったという安井県議。
いずれも選挙で応援してほしいという趣旨で買収になると思ったと述べました。

そして、克行被告から連絡があり、会うことになったのは、
参院選の投開票日を３日後に控えた去年７月１８日でした。

証人尋問で

「いろいろな情報を分析して、選挙には案里が勝ちます。」（河井克行被告）

「じゃあ、誰がダメなの。」（安井裕典県議）

「溝手さんです。」（河井克行被告）

半信半疑だったという安井県議…。
克行被告は帰り際に、「これを」とジャケットの内ポケットから封筒を取り出し、差し出しました。

安井県議は、「封筒も趣旨も同じだ」と思ったといい、「受け取るわけにはいきません」と断ったところ、
克行被告は封筒を懐に戻したということです。

―　受け取ってしまったという人の証言が続いていた中、こうして断った人もいたと。

―　この買収事件では、克行被告は、１００人におよそ２９００万円を渡して買収した罪に…。
案里被告は、このうちの５人、１７０万円に対する買収について共謀した罪に問われています。

―　克行被告の裁判は、弁護人を解任したため止まっていて、再開のめどは立っておらず、
現在は、案里被告の裁判のみが進められています。

―　そんな中、検察側が求めていた案里被告の裁判での克行被告の証人尋問について、
１５日、東京地裁は、今月２２日、２３日、２８日に実施することを決めました。
検察側は、現金提供の趣旨や現金提供先を示したとみられるリストの作成目的などについて、
尋問するとしています。

―　法廷で克行被告が何を語るのか、注目されます。

結局長引けばみんな飽きてきてデマ流した方が強くなるのはいつものこと