ラーメン一杯はいくらが正解なのか

ところが時代とともに価値観は大きく変化。さらには物価の上昇や人件費の高騰も追い打ちをかけることになり、気がつけば「1000円の壁」ということばが一般的なものになっていました。

この「壁」について、『ラーメン一杯いくらが正解なのか』（井手隊長 著、ハヤカワ新書）の著者は次のように述べています。

「1000円の壁」とは、ラーメンの価格が1000円を超えると、どんなに高級食材を使っていても、どんなに美味しくてもさすがに高いと感じてしまう心理的な壁のことである。それだけを聞くと、お客側の心理状態を表しているようにも聞こえるが、実はそれだけではない。お店側の心理的な面においても「1000円の壁」は存在する。（19ページより）

お店側にとっての壁とはまず、「1000円取るのが怖い」という思い。きのうまで850円だったラーメンを1000円に値上げしたら、お客が来なくなってしまうのではないかという恐怖感です。

また、基本的には大衆食であるだけに、「ラーメンは1杯1000円取るべき食べものではない」と考える店主もいるはず。お客の側に、同じような感覚を持っている人は少なくないだろうとも考えられます。

【毎日書評】なぜラーメンは「1000円の壁」を超えたのか？その背景にある店主の苦悩 | ライフハッカー・ジャパン

【毎日書評】『ラーメン一杯いくらが正解なのか』（井手隊長 著、ハヤカワ新書）より、なぜラーメンは「1000円の壁」を超えたのか？その背景にある店主の苦悩について解説します。

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麺とスープは技術的にほぼ完成していて
あとは具材をどうするかって局面。

って感じになってる