JA関係者「コメを安くするといっても、精米や貯蔵、袋詰め設備を持たない事業者が玄米を扱えるの？梅雨は虫が湧くリスクも上がりますよ？

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コメ2000円台は選挙向け「小泉劇場」？　随意契約で消費者は安く買えるようになるのか

　コメの価格高騰が続く中、政府が「随意契約」での備蓄米放出に向けて準備を加速させている。小泉進次郎農相は、6月初旬にも2千円台の安価なコメが店頭に並ぶとの見通しを示した。消費者からは期待する声が上がる一方、有識者からは価格の安定にはつながらないとの指摘も。今後の農家の収益を圧迫しないか、関係者には不安も広がっている。
　23日、福岡市東区のディスカウントストア「ミスターマックス土井店」のコメ売り場では、国産米の価格を見て購入をためらう買い物客の姿が多く見られた。

　運営するミスターマックス・ホールディングス（福岡市）によると、4月から備蓄米が店頭に並ぶようになったが、量が限られ、すぐ売り切れる状況が続いている。国産米より割安の外国産米の人気が高いという。

　福岡市の女性会社員（23）は「今は大好きなお米の代わりに週3日は麺やパンを食べている。6月までなら節約も頑張れる」と政府の値下げ策強化を歓迎。60代のパートの女性も「以前のように2千円台半ばで買える日が来るとありがたい」と期待する。

　農林水産省はこれまで備蓄米の放出に当たり、最も高い価格を提示した企業に売り渡す「競争入札」を実施。それが価格の高止まりを招いているとの指摘が出ていた。随意契約への見直しについて、公共契約に詳しい筑波大の楠茂樹教授は「政府がコメの価格を下げるという強いメッセージを発したことで、どこかで滞っているコメが市場に出回る可能性がある」と話す。

　ただ、売却先や価格設定など課題も多く、すぐにコメ全体の価格引き下げや流通拡大につながるかは不透明だ。楠教授は「国の財産を安く売ることは税金の無駄遣いと評価されかねない行為で、法的な根拠が分かりにくい。既存のルールをうまく整える必要がある」と指摘する。

　小泉氏は備蓄米を「需要があれば無制限に出す」と説明するが、政府が保管する総量は計100万トン。このうち既に31万トンを放出している。ニッセイ基礎研究所の小前田大介准主任研究員は「残る備蓄米は約1、2カ月分。すべて放出しても、その後にコメの価格が再び上がってしまう可.能.性がある」と懸念を示す。

「虫湧くリスクも」

　この日、小泉氏と面会した楽天グループの三木谷浩史会長兼社長が随意契約に参加意欲を示すなど、インターネット通販の活用を模索する動きもある。JA関係者は「精米や貯蔵、袋詰め設備を持たない事業者が玄米を扱えるのか。梅雨の季節は虫が湧くリスクも上がる」と疑問を呈する。

　今年の田植えに向けて、草刈りなど準備を進める福岡県内の農家の男性（70）は急激に進むコメの価格引き下げ策に気をもむ。

　「資材高騰で採算が厳しい中、ようやくJAの買い取り価格も上がってきたのに、農家の手取りが下がれば生産意欲の低減につながる。選挙向けパフォーマンスの『小泉劇場』に巻き込まないでほしい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d11b39bb31d518cc453ee16d03755ec034f5a837

でもビンボーなオレには高すぎるからコメの消費は控えるよ
コメがなければパンを食えばいい

楽天24が天下とるわ