自宅が火事→障害持ち息子(41)が取り残される→夫(70)妻(69)助けに入る→全員死亡

息子を助けようとしたか　住宅火災で３人死亡　新潟県柏崎市

家の中に残された息子を助けようとしたのでしょうか…
夫婦は、炎に包まれる家に入っていったそうです。
柏崎市で１３日午前、住宅など３棟が全焼する火事があり、焼け跡から３人の遺体が見つかりました。

【近所の人】
「来た時には全焼で、ボーっと燃え上がっていて、竹がバーンと割れる音がした」

火事があったのは柏崎市善根の無職　寺﨑力さん（７０歳）の住宅です。
１３日午前１１時半前、寺﨑さんの妻から「火事です」と消防に通報がありました。
その後、消防が電話をかけなおしたところ、力さんが出て「小屋から家に燃え移りそうだ」と話したということです。

【近所の人】
「ごみを燃やしていたらしい。それが強風にあおられて燃え広がった」

近くに住む人は火が出た後、懸命に火を消そうとしている寺﨑さん夫婦の姿を目撃していました。

【近所の人】
「お父さんとお母さんが交互にバケツで消火をしていた」

この家には、寺﨑さんと６９歳の妻、４１歳の息子の３人が暮らしていました。
この時、家の外に息子の姿はなかったそうです。
２人は燃え上がる住宅に入っていったそうです。

【近所の人】
「『早く出ろ、早く出ろ』と言ったけど出てこなかった」
「息子を助け出すために両親が中に入って、そのまま火にまきこまれたというか、煙に巻かれた状況だったんだろう」

柏崎市や近所に住む人によりますと、息子には障害があったということです。
火はおよそ２時間半後に消し止められましたが、寺﨑さんの住宅１棟と隣接する小屋２棟が全焼し、焼け跡から３人の遺体が
見つかりました。
警察は、遺体の身元の確認を急いでいます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/429e705b1a3692dc7d2bc1291d448f10e20bc7ba