猫、肺がんの原因だった

ペットを飼っている人は、ペットを飼っていない人に比べて、
大腸がんで死亡する確率が約3倍だった。
この大腸がん死亡者数の差は、ほとんどが「猫を飼うかどうか？」に起因していた。

一方、犬を飼っていても、飼い主ががんになる確率はまったく上がらなかった。
ペットの飼育が大腸がん死亡に与える影響に男女差はなかった。

ペットの飼育と肺がんによる死亡との関係を調べたところ
ペット飼育は男性の肺がん死亡に影響を与えなかった。
しかし、ペットを飼っている女性は、ペットを飼っていない女性に比べて、
肺がんで死亡する確率が2倍以上高かった。
一方、犬を飼っていても、肺がんの発症率は上がらなかった。

さらに、すべてのがんで調べたところ、
男性はペットを飼っても飼っていなくても、がんで亡くなる確率はほぼ同じだった。
しかし、ペットを飼っている女性はがんで死亡する確率が40％高くなった。
その効果は、鳥と猫を飼っている女性で最も大きかった。