- ジジイ「ははは、やはりミニワイは天然物でなくてはならないね！
のびのびと自然で育った一級品を使わねば
本当のミニワイ料理とは言えないよ」
山岡「いや、このミニワイ料理は出来損ないだ」
社司「や、山岡くん！」 - ジジイ「何ィ！？ こ、この若造が！
そこまで言われては私も黙っておけんぞ！
お前、山岡とか言ったな！
この落とし前、どうつけてくれる！」
山岡「1週間後、またここにいらしてください。
見せてあげますよ、至高のミニワイ料理を」 - ジジイ「ふ、不愉快だ！
その料理が不味かったら、
東西新聞さん！
貴方がたとの取引も打ち切る！」ﾋﾟｼｬｯ
社司「しゃ、社長！」
富井「ヤ、ヤマオカ！
お前はまた余計な事を〜！」
栗田（山岡さん……またあんな事を言って……
でもジジイ社長の料理は完璧だったわ……
一体どうするつもりなのかしら）ﾊﾗﾊﾗ - 1週間後
山岡「お集まりいただきありがとうございます」
ジジイ「それで、至高のミニワイ料理とは
どういう物なんだ！
アレだけの大口を叩いて
大したこと無かったらただじゃおかんぞ！」
山岡「そんなに心配しなくても
もう用意は済んでいますよ」
（虫籠を机に取り出す）
ミニワイ（8cm）「もきゅ〜！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
（カゴから脱走しようと必死）
一同「えぇ〜！」ｻﾞﾜｻﾞﾜ
ジジイ「お、お前コレは何の変哲もない、
ただのミニワイじゃないか！」 - 山岡「えぇ、このミニワイは
天然モノではありません。
一般家庭に飼われていた
ごくごく普通のミニワイです」
栗田「え〜！？」
ジジイ「な、な、な……」ﾜﾅﾜﾅ
「私をバカにしているのか！
悪いが帰らせていただく！」
山岡「待ってください。
帰る前にこの映像を見ていただきたい」
（タブレットを取り出し動画を再生する） - なんかとんでもねえの始まってた
- 社司「？ ただのホームビデオのようだが……？」
栗田「あっ、ミニワイが映ってるわ！」
ミニワイ『もきゅ〜?』ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ
（おしめを下ろし、クソに塗れた肛門を開きながら
ぷりぷりダンスを踊る）
富井「うわー、キタナイ！」
栗田「本当に憎たらしい生き物だわ」 - 山岡「この動画のミニワイが、
今この虫籠に入っている物です」（動画の場面が次々切り替わる）
ミニワイ『もきゅ〜！』
（そこら中にクソを撒き散らす）ミニワイ『もきゅ！もきゅ！』ｼｬｸｼｬｸ
（汚らしくりんごを貪る）ミニワイ『もきゅきゅ！ おちめ！ ばっち！』
（ペットボトルを倒して
辺りを水浸しにしながらおしめを洗っている）ミニワイ『もきゅ！ かりかりしゃ！ やーや！
いんご！ いんご〜！』
（ドッグフードを投げ捨てながら
りんごを要求する）ミニワイ『もきゅー！』ｼｮﾜｰ
（スマートフォンやパソコンに
ションベンをかけている）（その他様々なミニワイの悪行を
10分以上に渡りたっぷりと映し、動画が終了する） - ジジイ「なんて憎たらしいんだ……」
社司「あまりに汚らしくて低俗だ」ﾏﾕﾋｿﾒｰ
栗田「見ているだけで
惨い目にあわせたくなってくるわ」ｲﾗｲﾗ
富井「ハラが立ってきたぞー！」
山岡「さて、皆の思いは同じでしょう。
『このミニワイをできる限り痛めつけたい』
こう考えたと思います」
栗田「ま、まさか！」ﾊｯ - 山岡「それでは、ここで調理を
はじめるとしましょうか」
（まな板、包丁の他、ペンチや爪切りなど
多種多様な器具が机に置かれる）
ミニワイ「も、もきゅ……？」
（虫籠の中から空気が変わった事を察し、
キョロキョロと周りを見渡す）
山岡「まずはミニワイを取り出す」
ミニワイ「もきゅー！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
（暴れるが当然逃げられるワケもない） - 山岡「まずは逃げ出せないように、
目打ちをする」ｽﾞﾀﾞｧﾝ!
（ミニワイのヒレに釘を打ち込み、
まな板に固定する）
ミニワイ「もぎゅうぅ！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
（痛みに動くが余計に傷が広がる） - 山岡「そうしたら、できる限り苦しませて
ジワジワと嬲り殺しにします。
ミニワイは絶対に楽に殺してはいけません。
使うのは細い針です。
指先に1本ずつ刺していってねじります」ﾌﾞｽｰ
ミニワイ「もぎゃあぁぁあ゛！」ﾌﾞﾘﾌﾞﾘ
（クソとションベンを同時に漏らす）
栗田「すごい、1本ずつ刺すたびに出る
悲鳴がとても心地いいわ！」
ジジイ「この調べ、心が洗われるようだ」 - 山岡「排泄物はキレイに洗い落として、
次はペンチを使います。
このミニワイはオスなので、
腹から交接器が取り出せる、
コレを端の方からジリジリと切り刻んでいくのです」
（パチンパチンと音を立てて
ミニワイの小さいち●こをちょんぎっていく）
ミニワイ「もぎゅぅ゛う゛う゛！！」
（大粒の涙をボロボロ流す） - 山岡「次は生皮です。
塩をまぶした手で剥がして行きます。
刃物を使っていいのは最初の切り込みだけです。
かなり剥がしにくいが、
時間をかけるほどミニワイが苦しむ。
根気強くやる事が重要です」
ミニワイ「ぴぃいいい゛！」ﾖｼﾞﾘﾖｼﾞﾘ
（皮が剥がされた所に塩が染み込み
地獄のような苦しみを味わう）
富井「すごく苦しそうだねぇ！
こりゃあいい！」ﾆｺﾆｺ - 山岡「次はヤスリで……」
ミニワイ「ぎゅわ゛ぁ゛あ゛ぁ！！！」
山岡「今度は山葵を肛門に詰め込んで……」
ミニワイ「も゛ぎゅぎゅぎゅぎゅっ！！！」
山阿「そしたら唐辛子を目に擦り込んで……」
ミニワイ「ぎぇええぇ゛え゛！！！」
（多種多様な拷問行為がミニワイに繰り返される） - 山阿「しぶといミニワイも、
これだけ苦しませれば締まります」
ミニワイ「」
（既に事切れている）
栗田「相当時間がかかったわね」
社司「だが、素晴らしい時間だった」
ジジイ「……この見世物は中々だ、
それは認めよう。
だが、肝心なのは味だ。
そこが抜けていれば料理としては認めないぞ！」 - 山阿「ここからはそう時間はかかりません」
ジジイ「なに！？」
山岡「先程お見せしたのは全て『下処理』です。
あとはもう実際に料理をするだけですから」
（七輪を取り出す）
社司「なるほど、炭火か……」 - 山岡「えぇ炭火でないと
香ばしさが出ません」
（手際良く火を起こし、
網にミニワイをかける）
ミニワイ「」ｼﾞｭﾜｼﾞｭﾜ
（肉から染み出した脂が炭に落ち、
煙がモクモクと沸き立つ） - 野生がミニワイのあるべき姿や
- 山岡「完成です」
ジジイ「コレが、至高のミニワイ料理……」
栗田「見た目はただの塩焼きみたいだけど……」
（一同、おずおずとミニワイにかじりつく） - 始めから香ばしそう
- （全員が目を見開くカットが入る）
ジジイ「こ、コレは……！」
社司「むっ！」
栗田「おいしい！」
富井「う、ウマい！」 - 栗田「すごいわ！ ジジイ社長のミニワイは
脂がキツくてギトギトしてたけど
こっちのミニワイはサラリとしてベタつかない。
たくさんあって口に引っかかった小骨も
全く邪魔になっていないわ！
抜けきらなかった臭みも
全くといっていい程感じられない！
ミニワイがコレほどの味を出せるなんて！」
ジジイ「炭火だ、炭火を使ったからだろう！？」 - 赤ガイ美味しんぼ編やんけ
- 山岡「もちろん炭火もあります。
ですが、一番大事なのは天然モノではない
ミニワイを苦しませた事です」
社司「どういう事だね、山岡くん」
山岡「天然モノのミニワイは
野山を駆け回っている分、
骨も太く肉も硬く筋張っています。
室内飼いのミニワイならその心配はありません。
安全な室内でぬくぬくと暮らし、
身体は鍛えるどころか貧弱そのもの。
それに炭火の遠赤外線が加われば
骨まで柔らかく食べられるようになります」 - 栗田「脂についてはどう説明するんですか？
山岡さん」
山岡「簡単な話さ、
苦しませている間、ミニワイは脂汗や涙を
大量に流していただろう？
それによって余分な水分や脂が抜ける。
ダメ押しの炭火で更に落としてしまえば
アッサリと食べれるようになる。
ミニワイの脂には臭みがあるからね。
できる限り抜くのが賢いやり方なんだよ」 - ジジイ「なるほど、山岡さん。
どうやら間違っていたのは
私の方だったようだ。
ただの見世物だと思えたソレは
合理的な前準備だったとは……
私は天然物という言葉尻だけをとらえて
ミニワイの本質を見誤っていたようだ。
これではミニワイのような愚か者だと
言われても仕方がない」 - 山岡「社長さん、頭をあげてください。
そもそもミニワイという食材が
かなり他と違って扱いにくいモノというだけなんです。
それに、ミニワイ程の愚か者なんて
世界のどこを探しても見つけられませんよ」
ジジイ「それは違いないな」ｱﾊﾊﾊ……
（二人のやりとりに全員朗らかと笑う） - 栗田「山岡さん、今回のミニワイ料理、
驚かされました」
山岡「何が？」
栗田「食材によって適切な扱いというのは
全く変わってくるんですね」
山岡「その通りだ。
中華料理の格言に、目と耳でも食う、
というモノがある。
音や見た目、何より物語が
料理にとって重要な場合もあるんだ」
栗田「物語……
ミニワイの場合は苦しませた事ですが？」
山岡「さしずめ憎さ余って
旨さ100倍ってとこかな」ﾍﾗﾍﾗ
栗田「もう、山岡さんたら！」
（今回の事で、私たちはまた一歩究極のメニュー作りに近づけたと思います！
ちなみにジジイ社長の会社は
ミニワイの駆除業をはじめて、
とても業績が伸びているようです。
転んでもただしゃ起きない人ですね！）完
- ご拝読ありがとうがざいました
- ございました
- ゲテモノ食いをやめろ
- >>34
基本的にはマズイとされているよね - ミニワイ可食部あるんや
- >>38
意外とありそうなフォルムしてる - >>39
殆どウ●コしか詰まってないぞ - >>40
草 - 山岡「うんこの苦みがいいんですよ」
- >>42
こいつ栗田のうんこ食ってそうやしな - >>43
熱い風評被害で草 - >>42
飯にこだわりすぎて気がおかしくなってる - キムチネタでやってくれんかなぁ？
- >>46
kwsk - あの絵師か？
山岡「見せてあげますよ、至高のミニワイ料理を」
おーぷんなんJ
コメント