妻「出した食事に調味料ドバドバかえる夫にイライラ」　おかしくね？ 「コーヒー淹れてあげたら砂糖とミルクを…」で怒っていいのかよ

では、どんなことが小さな亀裂を生むのか。山崎氏に聞いた。
《簡単なものでいいＯＲ何でもいい》
ＡＥＲＡ７月２７日号は「『いるのに何もしない』夫にイライラ」と題して妻の怒りを特集。コロナ禍で夫婦在宅勤務になってもなお、食事の準備は妻に偏る実態を紹介している。
そんな妻を気遣ってか、夫が妻に返す言葉がよくないという。
「夫は夫なりに妻に気を配っているのでしょう。『昼食、何がいい？』と聞かれると、『なんでもいいよ』『簡単なもので』などと返します。
それで、たとえば妻が焼きそばを作って出すと、夫は『焼きそばなら、チャーハンがよかったな』なんていう。妻は口には出さずとも『何でもよくて簡単なら自分で作れ』と内心、イラッとしていますよ。
それが続けば、ストレスは相当です」
《食べもしないのに調味料をバシャバシャと》
　味の好みは十人十色。夫婦とて、同じではないだろう。だからといって調味料で“味変”するなら、一口か二口、食べてからが礼儀というもの。
「妻をイラッとさせる夫は、出された料理を口にしないで醤油やソースをバシャバシャとかける。それも少しずつ味の変化を見極めるのではなく、バシャバシャと。
しつけが厳しい親の前でそんなことをしたら、かけ過ぎを注意されるでしょうが、夫は注意されずに育ってきたから平然とそういう行動をとるのです。
そんな夫の姿を見続けた妻は、『夫は“残念な家庭”に育ってきたのだから仕方ない』と自分を納得させて、自分の気持ちを落ち着けようとします」

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