ルフィ「おいナミ、その備蓄米は毒だから食うな」ナミ「え…？」

ルフィ「味の問題じゃねぇんだよ！！」

ゾロ「……ルフィの言うことも一理あるな。剣だって錆びたまま売られて、それを“お得”って言われても納得できねぇだろ」

サンジ「ったく、お前らが米の話でこんなに熱くなるとはな……でもよ、ルフィ。ナミさんの言うことも無下にはできねぇぞ。貧しい家庭にとっちゃ、その“安くてそこそこ美味い”ってのは現実的な救いだ」

ルフィ「……だったら堂々と“救済米”とか“支援米”って名前で配ればいいだろ！それを“政府の英断”みたいに美化して、ごまかすやり方がムカつくんだよ！」

ナミ「ルフィ……」

ロビン（静かに微笑んで）「つまりルフィは“表の顔”じゃなくて“裏の構造”を見てるのね」

ウソップ「ま、待て待て！でもよぉ、じゃあお前はどうすりゃいいってんだ！？新米を全国民に安く提供するなんて、簡単にできることじゃないぜ？」

ルフィ「俺は船長だ。無理でも、やる！！」

チョッパー「うわぁ……なんか久しぶりに“海賊王”って感じがしたぞ今……」

ナミ（小さくため息をついて）「……あんた、ほんとバカだけど……でも、そのバカ正直さに救われる人もいるんだよね」

フランキー「政府が何言おうと、ルフィはルフィの正義で走るってわけか。スーパーカッコいいぜ！」

ブルック「ヨホホ、では私はそのお米で“骨までしゃぶれる”レシピを開発しましょうか！」

ルフィ「よーし、決まりだ！美味い米も、正しい世の中も、ぜーんぶ手に入れてやる！！」

ナミ（微笑んで）「まったく……ほんと、どうしようもないんだから」

――麦わらの一味の航海は、今日も「真実」と「飯」を巡って続いていく。