インドネシアの警察、サッカーのフーリガンに催涙ガスを噴射して132人を死なせる

インドネシアで、プロサッカーリーグの試合後に起きた大規模な混乱で100人以上が死亡したことを受けて、原因を調査してきたインドネシア政府は、多数の死者が出た主な原因は警察が催涙ガスを発射したことによるものだと結論づけました。

インドネシアの東ジャワ州マラン県で今月1日、プロサッカーリーグの試合のあと、観客の一部がグラウンドに入り込み、大規模な混乱となりました。

インドネシアの東ジャワ州マラン県で今月1日、プロサッカーリーグの試合のあと、観客の一部がグラウンドに入り込み、大規模な混乱となりました。

警察によりますと、これまでに132人が死亡、けが人はおよそ600人に上っています。

インドネシアの治安を担当するマフッド調整相は14日、記者会見を開き、原因究明のために立ち上げた調査チームによる調査結果がまとまり、ジョコ大統領に報告したと発表しました。

調査チームは、スタジアムに設置された32台の監視カメラの映像を分析するなどして、調べたということです。

その結果、警察が発射した催涙ガスによって呼吸困難になった人を介助しているときにみずからもガスをあびて亡くなった人や混乱に巻き込まれた友人を助けようとスタジアムの中に戻り、ほかの人に踏みつけられて死亡した人もいたことなどがわかったということです。

マフッド調整相は、多数の死者が出た主な原因は警察が催涙ガスを発射したことによるものだと結論づけたことを明らかにしました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221015/k10013859471000.html

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